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37.5度の涙（椎名チカ）の漫画　あらすじ･ストーリー･ネタバレ

椎名チカ先生作の37.5度の涙は、「病児保育士」という職業がクローズアップされた漫画です。

ドラマ化もされ、現在大注目の作品です。

病児保育士とは保育所に通園している子どもが病気になってしまい、仕事を休めない親に変わり病気の子どもの世話をするという職業です。

37.5度の涙ではあまり世の中では知られることがない、病児保育士の実情が描かれています。

主人公の杉崎桃子は病児保育士として様々な家庭を訪問します。

しかし訪問先の家庭で保護者との価値観の違いから様々な疑問を抱きます。

そして子供との問題、親との問題が起きます。。

熱をごまかして登園させようとする保護者、子供に十分な愛を与えることのない親、保育中に容態が悪化してしまう子供、片親で育った子供など…

親の真実の愛情とは、家族とは、親のあるべき姿とは？

答えを出すことが出来ない問題に、笑顔が苦手な病児保育士、杉崎桃子が挑みます！

37.5度の涙（椎名チカ）１巻のあらすじ･ストーリー･ネタバレ

新米病児保育士の杉崎桃子は２４歳。

もともと保育士をしていたのですが、笑顔がひきつっていて怖いという理由で保護者からクレームを受けてしまいます。

そして勤めていた保育園の園長から自主的に保育園を退職するよう言われてしまいます。

そんな経歴を持つ桃子が次に就職したのは病児保育施設リトルスノーでした。

リトルスノーは桃子のちょっと変わったキャラクターも受け入れてくれる人たちがたくさんいる素敵な職場だったのです。

リトルスノーではじめて桃子が担当した子供は海翔（かいと）くん４歳でした。

海翔くんはお母さんの前ではとてもいい子です、しかしお母さんが仕事に行った直後から様子がおかしくなります。

二人きりになると桃子に生意気な口を聞いておっぱいを触らせてとおねだりします。

二の腕を触らせて「ここはおっぱいと同じ柔らかさだよ！」となんとかごまかす桃子。

ごまかすことができほっとしていましたが、急に海翔くんの病状が悪化します。

海翔くんの意識がなくなってしまい…

37.5度の涙（椎名チカ）感想･レビュー・口コミ

２０代女性/IT関係

椎名チカさん著の「37.5℃の涙」。タイトルにもある「37.5℃」はこどもが保育園に行けるか行けないかのボーダーラインになる体温だそうです。37.5℃以上熱がある子どもは保育園に行くことができません。でも、どうしてもこどもを診てやることができない。そんなママさんやパパさんが頼りにするのが病児保育士。この漫画の主人公・桃子の職業でもあります。はじめは母親の言動に対する不信感や海翔くんを可哀想と思う気持ちが強く、なんてヒドイ親なんだと思ってしまいましたが、読み進めるうちに考えが変わっていきました。少し重いテーマのように思えますが、いい意味で軽く、気軽に読むことができると思います。そんなにがんばらなくていいんだよとポンと肩を叩かれたような気持ちになりました。

３０代女性/美容関係

私のような共働き夫婦にとって、子どもが熱を出して保育園に預けられない、というのは、本当に困るもの。
そういうときに、家に来てくれて自宅で看てくれるという、ありがたい存在が主人公。
自分の子どもが小さい時は、こんなサービスがあることも知らなかったけど、もし知っていたら確実に使っていただろう。
子育て家庭のリアルが伝わる、切なくもあたたかい漫画です。

３０代女性/パート

涙なしでは見られませんでした…生後3ヶ月で娘を保育園へ。罪悪感がないわけではない。このお話は、空想だけではなく、本当に病児保育施設を取材して描かれているそうで、見ていて他人事だとは思えません。赤ちゃんを保育園へ預けて働くこと、病気でも側に居てあげられない事情もあること、そういうことを理解して見守ってくれる社会が出来たらと本当に思います。ドラマ化されましたが映画化もされて、多くの人に見てもらいたい物語です。

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